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【ネタバレあり感想】『ドント・ブリーズ』世の中善悪では分けられない。

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※ネタバレあり

★★★★☆

 

『ドント・ブリーズ』見てきましたよ。

内容は最高でした。星4つです。

 

 

ここまで集中して見続けられた映画は初めてでした。

上映時間は88分。ちょうどいい長さでした。

逆にこれ以上長いと辛すぎます。怖すぎます。ちびります。

 

幽霊が出てくるホラーかと思っている人もいるかもしれませんが、

安心してください、出てきません。

 

登場人物は主に3人の強盗とマッチョな盲目の老人と犬だけです。

 

では、何が怖いかって?

 

盲目の老人の強さとその家から脱出できない状況が本当に怖いです。

 

盲目の老人はまるで見えてるかのような速さで動きますし、

家の中が真っ暗になったあとはさらに生き生きと動き出します。

 

ときどきドンッて驚かす怖さもあります。

ぞっとする怖さもあります。

 

盲目の老人が「レイプしないから安心しろ」

みたいなことを言うので安心していると、

 

精子をスポイトで注入しようとするのです。

 

レイプより最悪でした。

心底嫌な気持ちになりました。

 

ぞっとしました。

 

他には、真っ暗になったときの瞳孔描写は良かったですね。

 

あとは、銃の発砲音も怖いです。

撃った後のキーンが怖いです。

 

また、劇中なんども無音のシーンがあるのですが、

ポップコーンを食べる人は皆無でした。

 

でも、ただ怖いだけじゃありません。

見る立場を変えるとまるっき違う状況になることを学びました。

 

劇中ではジェーン・レビ演じるロッキーの貧困の様子や妹想いであることを見せられる一方、盲目の老人についてはほとんど情報がありません。

 

そのため、ついついロッキーを応援していました。

 

しかし、最後にこの事件がニュースで報じられている映像が映ります。

盲目の退役軍人が強盗に襲われたと。

 

善悪で言えば全員悪でしょう。でも全員の気持ちも分かります。

 

やっぱり世の中善悪では分けられずグレーなことが多い。

そして見る方向を変えれば状況はまるっきり変わる。

 

そんなことを考えた『ドント・ブリーズ』でした。